「練馬区の子どもたちの権利が権利条約に照らして守られているのか?」私たちはその実態を知りたいと思い、図書館に行きました。しかし残念ながらそのような調査は全くなく、このHPでも「練馬区の調査では…」のページで指摘したように、「権利条約に照らしてどうか」というものではなく、「児童・生徒の規範意識」と言った管理的な、上から目線のものでした。
そこで、私たちは、自分たちで「子どもの権利(条約)ワークショップ」を2つの小学校でやらせていただくチャンスを得たので、そこで、子どもたちにアンケートに答えてもらい、それを集計して、それを自分たちなりに分析したものを作りました。それが下に載せた「練馬子どものアンケート5クラス分集計」と「練馬区の子どもたちへのアンケートの分析結果」です。私たちは、この中で、以下のように感じました。
①「ボール遊びができる公園」「思い切り遊べる校庭」など、子どもたちの居場所が保証されていない。
②子どもたちが小学生の時から受験戦争の中にいる(5・6年生の50%が放課後は塾へ)
③学校には「鉛筆と筆箱のみいいが、シャープペン・ペンケースは持ってきてはいけない」
「置き勉はダメ」といった細かい決まりごとが多くあり、そのことについて子どもたちに
十分な説明がされているとは思えず、さらに子どもたちの意見を聞いて、それをできるだ
け取り入れるといったいわゆる「参加する権利」がほとんど全く保証されていないこと。
④道徳や英語などどんどん授業が増える中で「休み時間を5分から10分にしてほしい」
「中休み・昼休みを5分でいいから延ばしてほしい」と言った悲鳴を上げている。
⑤「一番したいこと」として「寝る」「のんびり・ゆっくりしたい」「遊ぶ時間と睡眠時間
がほしい」といった、まるでサラリーマンのような意見が多いことは「休む権利・遊ぶ権
利」を侵されている証拠である。
詳しくは、以下のpdfファイルをご覧ください。